幸せへの招待状
それはいつも手元にあるものであって
どこかに出かけて見つけるものではない。
それはいつも、貧困に関係なく見つかって
裕福な人だけが見つけるものではない。
それはいつもの日常にあって
特別な瞬間に起こることではない。
こころをしずかにしていないと
気づかないくらいの小さな物音がそれであって、
きらびやかな花びらと共に
大きな笛の音が響き渡るような派手さはない。
それは自分から主張はしないでひっそりとしている。
立ち止まって振り向いた時に、
思えばそうだった。そうゆう余韻の残るもの。
みんながこぞって探しているもの。
それはみんなで平等に持っているもの。
あまり近くにありすぎて、
考えはじめたらそれをみつけることができない。
眼球にたよらず寄り添ってみると、毎瞬みつかるものなのだ。